Ver.8.x以前から初めてOnTimeインストーラを利用してバージョンアップする際の注意点

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Ver.8.x以前から初めてOnTimeインストーラを利用してバージョンアップする際の注意点

今までOnTimeインストーラを利用せずにバージョンアップしていた組織の皆様も今後は簡単にバージョンアップできるインストーラを利用していただくために以下の点に注意してください。

サーバー上のOnTime系のテンプレートファイルは全て削除してください

DominoサーバーのDataフォルダに旧バージョンのOnTime系のテンプレートファイルが複数ある場合はアップグレード作業は中断されてしまいます。作業前に全てのテンプレートファイルを削除してください。
(Domino Administratorを利用するとDominoサーバーを停止せずとも削除できます。)
インストーラではご利用バージョンのテンプレートファイルのみアプリケーション(データベース)ファイルと同じフォルダに配備されます。

GlobalSetting文書のテンプレートフォルダの場所をOnTime系ファイルと同じ場所に指定してください

インストーラではテンプレートファイルとアプリケーション(データベース)ファイルは同じフォルダに配備します。下図のようにGlobalSetting文書の「Directory of Tempates」の値はOnTime系ファイルと同じ場所を指定してください。インストーラではこのフォルダにテンプレートファイルを配備してからアプリケーション(データベース)ファイルの設計を置換します。

「OnTime」と違うサブフォルダでOnTimeGC.nsf他のファイルをご利用

大丈夫です。インストーラでもご利用のフォルダを利用できます。

Dataフォルダ直下でOnTimeGC.nsf他のファイルをご利用

今後のことも踏まえ、サブフォルダに移行しましょう。OnTime Shop(shop@ontimesuite.jp)にメールでご連絡ください。お手伝いいたします。

同期対象とアクセス制御リスト用として「OnTime Users」グループ文書を利用してください

「OnTime Users」グループは数のようにドミノディレクトリ(アドレス帳、names.nsf)でインストーラが自動で、もしくは従来からご利用であれば個別に作成するグループです。
OnTimeをご利用になる同期する全てユーザー、会議室、リソースを含めてください。

グループ名に日本語文字を利用したり、メンバーに別名を登録する利用方法はセキュリティ用のタイプにはサポートされていません。

「OnTime Users」グループを作成せずアクセス制御リストを修正している場合

「OnTime Users」グループはOnTimeでは各アプリケーション(データベース)のアクセス制御リストに利用されています。各アプリケーションのアクセス制御はこの「OnTime Users」を利用している限り変更することは通常必要としません。例えば本来であれば下図のようにConfigの「-Defaoult-」はアクセス権が「なし」に設定されていますが、もし変更されているのであればセキュリティを万全にするためにもテンプレートで指定されている設定に合わせて元の通りに修正してください。

「OnTime Users」グループを作成せず同期メンバーを「*」やその他で指定している場合

図のようにGlobalSetting文書の「Premium Users」フィールドには「OnTime Users」グループが設定され、OnTimeで同期するユーザー・会議室・リソースの指定に利用されています。インストーラはデフォルトで「OnTime Users」グループを指定します。「*」を利用していたり複数のグループ文書を利用していても動作に支障はございませんが、今後の事も踏まえ、ドミノディレクトリに「OnTime Users」グループを作成し該当するユーザーやリソースなどを登録しGlobalSetting文書の「Premium Users」フィールドも変更してください。「OnTime Users」グループに今まで利用していた複数のグループ文書を入れ子にしても問題ございません。
(ドミノディレクトリでグループを作成した際は、非表示ビューも更新するため、ドミノディレクトリ上でCtrl+Shift+F9を押してビューの更新を行ってください。)

インストーラを利用してバージョンアップしてください

以上でインストーラを利用出来る環境が整います。もし変更にご不安がある場合はOnTime Shopにて環境をご一緒に確認させていただきます。お気軽にご連絡ください。

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