Server Settings 全般
Server Settings とは
OnTimeサーバーの設定や各種コマンドの実行などを行います。
インストーラを利用したインストールを行うとすでにOnTime Server Settings文書が1文書作成されており、その文書でOnTimeサーバーは稼働しています。
2台目以降を構築しないのであれば新規で文書を作成する必要はありません。
ServerSettingsビュー

OnTime Server Settings文書、External Access Settings文書、Exchange Server Configuration文書を表示します。
各サーバーに対してDominoコンソールコマンドやOnTimeコマンドを発行できます。

Settings文書の種類
OnTime Server Settings文書
OnTimeサーバーが動作するための情報を設定します。
この文書で動作するサーバーはメールDBやドミノディレクトリと同期を司るOnTimeGCタスクとクライアントからのユーザーアクセスを受け付けるOnTimeGCサーブレットの両機能を備えています。
注釈がない限り「OnTimeサーバー」とはこのタスクとサーブレットの両方が動作するサーバーを指します。
設定内容はファイルパスや各種実行環境の指定が中心になります。
OnTimeサーバーは環境に複数建てることができ、データベースを複製関係にすることで同じ情報を利用できます。
Dominoサーバーをクラスタ構成にすることでデータベースもリアルタイム性も保持できます
(クラスタ構成でない場合はインターバル1分などのOnTimeフォルダだけを複製する複製文書を準備ください。)
Dominoクラスタでない環境でも複数のOnTimeサーバーを独自のクラスタリングすることで同期エンジンのOnTimeGCタスク同士が死活監視を行い、タスク停止時はクラスタメンバーが代わりにメールDBの監視を継承します。

External Access Settings文書
ユーザーアクセスだけを受け付けるOnTimeGCサーブレットが動作するサーバーの文書です。
外部からの接続用やWebアクセスの負荷分散を目的として構築します。
実行するDominoサーバー上ではClientDBとLogDBだけを保持しサーブレットは実行されます。
ConfigDBとDataDBを保持保しません。OnTimeGCタスクも動作しません。
Exchange Server Configuration文書
Microsoft Exchangeとの同期を司る機能の設定文書です。
OnTimeサーバー上でExchangeと同期を司る専用のサーブレットを追加で実行します。
ビュー上ではOnTimeサーバー用のOnTime Server Settings文書にぶら下がります。
一覧表-サーバーの種類で必要となる文書と動作する機能について
構築するサーバー | OnTime Server Settings文書 | OnTime同期タスク | External Access Settings文書 | OnTimeGCサーブレット | Exchange Server Configuration文書 | Exchangeサーブレット |
---|---|---|---|---|---|---|
一般的なサーバー | 必須 | 動作 | × | 動作 | × | × |
ユーザーアクセスだけを行うサーバー | × | × | 必須 | 動作 | × | × |
Exchangeと同期するサーバー | 必須 | 動作 | × | 動作 | 必須 OnTime Server Settings文書の補助文書 | 動作 |