OnTime Server Settings文書
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OnTime Server Settings文書
OnTimeを構成するサーバー毎の設定を行う文書です。
設定内容はファイルパスや各種実行環境の指定が中心になります。
Base
OnTimeを稼働させるサーバー名・Adminサーバーの指定
この文書でOnTimeを動作させるDominoサーバー名です。
この文書のサーバーがOnTimeの管理サーバーの場合にチェックを付けます。
Admin処理が実行されるのはこのチェックが追加サーバーだけです。
組織に1台だけ存在します。
Synchronization Settings
モニターするサーバーの指定や各種同期処理の設定
このOnTimeサーバーがモニターするメールDBや会議室予約DBの動作しているDominoメールサーバーを指定します。複数のサーバーをモニターすることももちろん可能です。その際はDomino的なネットワークで接続されている必要があります。
複数のServerSettings文書に同じDominoメールサーバーを絶対登録しないでください。複数のOnTimeサーバーからの処理で多数の競合が発生する場合があります。
通常は使用しません。
別構成のOnTime環境から同時に同じメールDBに接続する場合に設定する必要があります。
Dominoメールサーバーを複数のOnTimeサーバーでモニターする際に、それぞれのOnTimeサーバーの同期タスクが停止した際にフェールオーバーできます。その際にグループ化するOnTimeサーバーのグループ名を指定します。
Dominoクラスターである必要も同じである必要もありません。OnTimeGCの同期タスクは同じクラスターのグループ内で独自の死活監視を行います。
しかし、メールDBのクラスタリングを考慮するとDominoクラスターと同じトポロジーに配慮した構成を推薦します。
モニターする1つのDominoメールサーバーに対するスレッドの数です。デフォルトは3です。1つのDominoメールサーバーに多数のメールDBがあり更新頻度が多い場合はスレッド数を増やします。ペンディング中のDB数はサーバータスクで確認できます。
1つのスレッドが1回あたりに処理するリクエスト数です。目安として全同期メールが500未満であれば10を、500以上の環境であれば100をお勧めします。
Web Settings
ホスト名や認証方法等サーバー毎の基本設定。認証方法はブラウザからの接続時のみ適用されます。
Dominoに接続する際に、実際に接続できるhttp及びhttpsとホスト名を指定します。IPアドレスでも構いません。クライアント接続に負荷分散装置がある場合はそのアドレスを指定してください。
OnTimeから送信される各種URLリンク付きメールに記載される、http及びhttpsとホスト名を指定します。
日程調整/日程予約で送信される一部メールリンクが組織で1つの場合はGlobalSettings文書のFindTimeタブの設定を利用します。
※全員回答完了時や日程予約完了時等
クライアントがOnTimeサーバーに接続する際に必要となるTokenの有効期間を指定します。指定した時間経過すると改めて認証手続きを要求されます。1週間程度を許容する場合は 7 days 0 hours を指定します。
Tokenの再発行方法を選択します。
- Rolling
OnTimeクライアントから予定の更新や削除等を行うことで随時Tokenが発行されます。
- Hard
ログイン時のToken発行以降、設定された時間の経過により再度ログインが必要です。
OnTimeはNotesクライアントのワークスペースからの場合はOnTimeクライアントのアイコンをダブルクリックすることでログイン状態のOnTimeがブラウザで開きます。
ここでの設定はブラウザから直接OnTimeクライアントを開く際のログイン認証方法をそれぞれ以下の4つの選択肢から選択します。ログインに使用するIDはメールアドレスまたはNotesユーザー名です。
- Mail Link(推奨)
マジックリンク認証です。専用画面からID入力後「承認Link送信」ボタンを押してメールを受信します。受信したメール内のリンクをクリックしてログイン用トークンが発行されるのでログイン画面を更新してログインします。
- Password
専用画面からID入力とNotesインターネットパスワードを利用してログインします。
- Password / MailLink
Password と Mail Link 両方利用可能です。
- Domino standard login
Dominoのサーバー文書で指定された認証方式でログインします。認証方式は、基本認証やセッション認証、SAMLなどDominoの設定に依存し、他のドミノWebアプリと同じ方式になります。
認証方法にMail Linkを設定している際に、承認Linkを送る送信元アドレスを指定します。
外部サイトからOnTime APIを経由して接続する場合に記載してください。OnTime APIを利用する場合は別途ライセンスが必要です。
代理アクセスとしてサーバーと同じく実行可能なユーザーを指定します。OnTime RoomsなどOnTime APIを使用する際に必要です。オプションライセンスが必要です。
自己証明書の場合はチェックをつけます。バージョンの違うDominoも含めてOnTimeを利用する場合にも必要な場合があります。
http応答中にバッファを使用する場合、チェックをつけます。
Database Settings
OnTimeの連携する各データベースに関する設定
各データベースを指定します。インストール時にデフォルト値でデータベースは作成されます。
「Open」ボタンを押すことで該当データベースを開くことができます。
日程調整の表示に資格情報を必要としない場合はチェックをつけます。
ログの保持方法と保持期間を指定します。
ログの記録レベルは通常はInfo Onlyを推奨します。
- No Log
ログを記録しない場合に選択します。
- Only Errors
エラーがあった場合だけログに出力します。
- Info Only
各処理の開始終了とエラーを記録します。通常はこの選択肢を指定してください。
- Extended
動作を詳細に記録。サポートから指示があった場合に指定します。
Keep Entriesにはログの保持期間を指定してください。
Exchange Synchronization
Microsoft Exchange ユーザーを同期対象にする際の基本設定
Exchangeのユーザー同期するためのスレッド数を指定します。(デフォルト= 1)
小規模なExchange環境(1000ユーザー未満)場合で1〜3を推奨します。
検索対象のExchangeユーザーのEmailが表示されているドミノディレクトリのビュー名を指定します。
通常は($Users)です。
接続先となるExchangeのサーバー情報を登録する文書を作成します。Exchange Server 用の設定文書については以下のページを参照ください。既存の文書を編集確認する場合は埋め込みビューからダブルクリックで開きます。
Module Options
OnTime PresenceやConnections利用時の設定